ラ・プール・デュ・ルージュ 2014 (ル・トンデ・スリーズ)

ラ・プール・デュ・ルージュ 2014
(ル・トンデ・スリーズ)

生産地:フランス / ラングドッグ地方
品種:シャルドネ100%

〜儚い恋の歌に平和への想いをのせて〜
『ル トン デ スリーズ(さくらんぼの実る頃)』は、1866年にジャン=バティスト・クレマンによって作詞され、アントワーヌ・ルナールの手によって作曲されたフランスの古い歌曲です。
この曲は後に、パリのコミューンをめぐる歴史に強く関連付けられ、作詞家のジャン=バティスト・クレマンが想いを寄せていた女性が「血の一週間」の間に殺害され、彼女を失った悲しさと儚い恋の想いを綴ったものと言われています。
東ドイツ出身という異色の経歴を持つ造り手、アクセル・プリュファー。自然と音楽をこよなく愛する彼は、非常に柔らかい物腰と、優しいまなざしのナイスガイ。
そんな彼の人柄と瓜二つなのが、彼の手がける『ル トン デ スリーズ』のワインたち。
ル トン デ スリーズのワインを産む畑は、南フランス・ラングドック地方のベダリューという街からすこし山を登った森の中にあります。
ラングドック地方といえば、果実味の凝縮した力強いタイプのワインが一般的に造られるエリアですが、ル トン デ スリーズの畑の多くは標高の高い山間にあり、比較的涼しい気候と乾燥した風によってみずみずしさと清涼感のある味わいを備えたワインとなります。
畑でのブドウ栽培においては、除草剤や殺虫剤、化学肥料を用いない自然な栽培を行い、醸造に関しては自然酵母による発酵にはじまり、人為的な介入を避けたシンプルな方法で醸造を行っています。
そのシンプルな手法で造られた彼のワインを口にすると、淡く優しい果実味とスムーズな飲み心地があり、「これは本当に南フランスのワインなのだろうか」と思えるほどチャーミングな魅力に溢れています。
アクセル・プリュファー自身の素朴でほがらかな人柄がピュアにあらわれた、癒しを感じさせてくれるワインとなっています。
『赤が怖い』と名付けられた白ワイン、『ラ プール ド ルージュ』。

カリン飴や中国茶、薬草などのオリエンタルでエキゾチックな雰囲気があり、遅い収穫のブドウから由来すると思われる凝縮した果実味があり、柔らかい飲み心地。

価格3,300円


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